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さいたま市大宮盆栽美術館に行きました、盆栽村ルート巡り

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盆栽って興味ありますか?
わたしは、正直あんまりないですw

昔にTVで外国人が殺到する美術館として、盆栽美術館が紹介されていて、
気になっていたので、予備知識ゼロですが、行ってみました。


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盆栽美術館は、さいたま市が盆栽文化を発信すすために2010年にできた、
世界で始めての公共の盆栽美術館だそうです。
世界にには、いくつかの市立の盆栽美術館があるそうですが、公共の施設はここだけだそうです。

美術館の中は、わかりやすく、盆栽の見方を展示した屋内の展示スペース(撮影不可)
写真の撮れる外の展示スペース、写真撮影不可の外の展示スペース、そして、企画展示室がありました。

何も調べていなかったのですが、
スライドトークいう学芸員さんが解説してくださる時間だったようで
屋内の展示スペースについて解説してくださいました。

聞いていて面白かったのは、
盆栽を見る際に、大自然をイメージすることが大事ということでした。

盆栽を見るときはまず、正面から見る。
きれいに整えられた木をみて、芸術性を感じます。

そして、次に、しゃがんで下から見上げるという見方をするそうです。
そうすると、幹がしっかり生えているのが見え、自然の中にいる錯覚をするそうです。

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よく見る針金でガチガチに固めているような松の盆栽は、
崖に生えている木を表しているようです。
(イメージは千鳥ヶ淵の桜みたいな感じと思います。)


外の展示スペースには、樹齢1,000年の松もあり、
盆栽がかっこよかったです。


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あと、面白かったのは、企画展でした。
企画展は、江戸時代の浮世絵から、盆栽文化を見るといった趣旨のものでした。

盆栽は茶色の鉢に入っていることが多いと思いますが、
江戸時代の浮世絵を見ると、カラフルな鉢に入っていることが多い。
当時は、今と違って、木がメインでなく、鉢がメインかのように描かれているものもある。
この美術館ではいつから、盆栽のルールができたかなど研究している」と、
ギャラリートークで、おっしゃっていました。

確かに展示されている浮世絵を見ると、青などのカラフルな鉢に入っていました。
江戸時代の末期までは、カラフルな鉢に入っていたようなので、
わたしの勝手な想像ですが、明治時代や大正時代あたりに、盆栽の鉢に決まりができてきたのかなあと思いました。


きっと、西洋の文化が入ってくる前の盆栽って、
ガーデニングみたいな感覚だったのかなと、勝手に想像しています。

さいたま盆栽美術館ができるきっかけとなった盆栽村も散歩したので、
また後日ブログで書きます~

【メモ】
開館時間9:00-16:30(3-10月)(冬は4時まで)
木曜休館
観覧料310円
JR土呂駅から、徒歩5分。
2時間まで無料の駐車場あり。